中小企業診断士運営管理過去問令和元年度

第1問 管理指標に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第2問 生産工程における加工品の流れの違いによって区別される用語の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

第3問 ある工場でＡ～Ｅの 5 台の機械間における運搬回数を分析した結果、次のフロムツウチャートが得られた。この表から読み取れる内容に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

第4問 加工技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第5問 要素作業ａ～ｇの先行関係が下図に示される製品を、単一ラインで生産する。生産計画量が 380 個、稼働予定時間が 40 時間のとき、実行可能なサイクルタイムと最小作業工程数の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

第6問 生産座席予約方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第7問 下図は、最終製品Ａの部品構成表であり、（　）内は親 1 個に対して必要な部品の個数である。製品Ａを 2 個生産するとき、必要部品数量に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

第8問 需要予測に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第9問 2 工程のフローショップにおけるジョブの投入順序を考える。各ジョブ各工程の加工時間が下表のように与えられたとき、生産を開始して全てのジョブの加工を完了するまでの時間（メイクスパン）を最小にする順序として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

第10問 経済的発注量 Q を表す数式として、最も適切なものはどれか。ただし、d を 1 期当たりの推定所要量、c を 1 回当たりの発注費、h を 1 個 1 期当たりの保管費とする。

第11問 QC 7 つ道具に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第12問 工場内の運搬に関する施策として、最も適切なものはどれか。

第13問 工程分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第14問 ある工程では 1 人の作業者が製品の箱詰めを行っている。この工程の標準時間を算出するため、作業内容を以下のように作業 1 と作業 2 に分割して、時間観測を行うこととした。

1. 作業 1 　箱を組み立てる。
2. 作業 2 　製品を 5 個箱に詰め、テープで封をする。

　作業者が「作業 1 →作業 2 」のサイクルを 5 回繰り返したときの各作業の終了時刻を、ストップウオッチ（単位 DM、ただし 1 分 = 100 DM）を使って観測した。その結果を観測用紙に記入したものが下表である。ただし、観測開始時点のストップウオッチの目盛りは 5 DM であった。

　作業 1 に関する下記の設問に答えよ。

（設問 1 ）観測時間の平均値（単位：秒）として、最も適切なものはどれか。ただし、観測時間の平均は算術平均を用いる。

（設問 2 ）レイティング係数が 90 と観測され、余裕率を 5 ％と設定したときの標準時間（単位：秒）として、最も適切なものはどれか。

第15問 ある工程における製品Ａの 1 個当たりの標準作業時間は 0.3 時間で、適合品率は 90 ％である。この工程を担当する作業者は 5 人で、 1 人 1 日当たりの実働時間は 6 時間、稼働率は 90 ％である。今期、残り 10 日間に適合品を 900 個生産しなければならないことが分かっている。この場合にとるべき施策として、最も適切なものはどれか。

第16問 PTS（Predetermined-Time Standard）法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第17問 以下のａ～ｅの記述は、職場管理における 5 S の各内容を示している。 5 S を実施する手順として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

1. 問題を問題であると認めることができ、それを自主的に解決できるように指導する。
2. 必要なものが決められた場所に置かれ、使える状態にする。
3. 必要なものと不必要なものを区分する。
4. 隅々まで掃除を行い、職場のきれいさを保つことにより、問題点を顕在化させる。
5. 職場の汚れを取り除き、発生した問題がすぐ分かるようにする。

〔解答群〕

第18問 生産保全の観点から見た保全活動の実施に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第19問 ある工程を自動化するためには、設備の改良に 1,000 万円を投資する必要がある。この自動化投資を 6 年で回収するために必要な最小の原価低減額（万円／年）として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。計算利率を 8 ％とし、必要ならば下表の換算係数を使うこと。

表　計算利率 8 ％の換算係数

〔解答群〕

第20問 TPM に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

1. 製品のライフサイクル全体を対象とし、災害ロス・不良ロス・故障ロス等あらゆるロスを未然に防止するしくみを構築する。
2. 設備効率化を阻害している 7 大ロスを時間的ロスの面から検討し、設備の使用率の度合いを表した指標が設備総合効率である。
3. 経営トップから現場の作業員まで全員参加の重複小集団活動を行うことが特徴で、職制にとらわれない自主的なサークル活動である。
4. ロスを発生させないために行う活動の 1 つが計画保全活動で、設備が停止した場合の損失影響度を複数の角度から設備評価基準に基づいて評価し、最適保全方式を決める。

〔解答群〕

第21問 動作経済の原則に基づいて実施した改善に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

1. 機械が停止したことを知らせる回転灯を設置した。
2. 径の異なる 2 つのナットを 2 種類のレンチで締めていたが、 2 種類の径に対応できるように工具を改良した。
3. 2 つの部品を同時に挿入できるように保持具を導入した。
4. プレス機の動作中に手が挟まれないようにセンサを取り付けた。

〔解答群〕

第22問 わが国のショッピングセンター（SC）の現況について、一般社団法人日本ショッピングセンター協会が公表している「全国の SC 数・概況」（2018 年末時点で営業中の SC）から確認できる記述として、最も適切なものはどれか。

　なお、立地については、以下のように定義されている。

中心地域： 人口 15 万人以上の都市で、商業機能が集積した中心市街地

周辺地域：上記中心地域以外の全ての地域

第23問 都市計画法および建築基準法で定められている用途地域と建築物について、床面積が 2,000 m² のスーパーマーケットを建築できる用途地域の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

第24問 都市再生特別措置法においては、市町村は、都市計画法に規定される区域について、都市再生基本方針に基づき、住宅および都市機能増進施設の立地の適正化を図るための計画（立地適正化計画）を作成することができることとされている。

　下図は、国土交通省が平成 28 年に公表した『都市計画運用指針における立地適正化計画に係る概要』で説明されている立地適正化計画の区域について、その基本的な関係を表したものである。図中のＡ〜Ｃに該当する語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

第25問 小売店舗（一般住居と併用するものは除く）における防火管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

1. 店舗に設置されている消火器具や火災報知設備などの機器点検は、 6 カ月に 1回行わなければならない。
2. 店舗に設置されている配線の総合点検は、 1 年に 1 回行わなければならない。
3. 店舗は、機器点検・総合点検を行った結果を消防長または消防署長へ 1 年に 1回報告しなければならない。
4. 店舗は、特定防火対象物ではない。

〔解答群〕

第26問 食品リサイクル法、およびその基本方針（平成 27 年策定）に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

1. 主務大臣は、再生利用等が基準に照らして著しく不十分であると認めるときは、食品廃棄物等多量発生事業者に対し、勧告、公表、および命令を行うことができる。
2. 食品リサイクル法の基本方針では、再生利用等を実施すべき量に関する目標を、資本金規模別に定めている。
3. 食品リサイクル法の基本方針では、食品廃棄物等の再生利用よりも発生抑制を優先的な取り組みとして位置付けている。

〔解答群〕

第27問 商店街では、空き店舗の増加および常態化が全国的な課題である。そのため、空き店舗の実態を把握し、有効な空き店舗対策を講じることが期待されている。中小企業庁が調査し、平成 29 年に公表している『商店街空き店舗実態調査報告書』に関する記述として、最も適切なものはどれか。

　なお、この報告書では、空き店舗とは、「従前は店舗であったものが、店舗として利用可能な状態でありながら利用の予定がない（所有者の利用の意志がない場合も含む）建物」と定義されている。

第28問 店舗Ｘのある月の営業実績は下表のとおりである。この表から計算される相乗積に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

第29問 酒類や医薬品などの販売の制度に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第30問 商品の仕入方法のうち、委託仕入に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

1. 中小企業と大企業の間で委託仕入を取引条件とした契約を締結することは禁止されている。
2. 委託仕入の場合、小売店に納入された時点で当該商品の所有権が小売店に移転する。
3. 委託仕入の場合、小売店は粗利益ではなく販売手数料を得ることになる。
4. 委託仕入をした商品の売れ行きが悪い場合、小売店は原則自由に値下げして販売することができる。

〔解答群〕

第31問 衣類を販売する売場づくりにおける、ビジュアルマーチャンダイジング（VMD）の考え方に基づくプレゼンテーション方法のうち、フェイスアウトに関する記述として、最も適切なものはどれか。

第32問 食品表示法に基づく、食品の栄養成分の量と熱量の表示に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、本問においては、例外規定は考慮に入れないものとする。

第33問 最寄品を主に取り扱う小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第34問 輸送手段の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第35問 トラックなど自動車による輸送形態に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第36問 チェーン小売業の物流センターの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第37問 物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第38問 QR コードやバーコードを用いた電子決済（以下「QR 決済」という。）に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

1. 商品を購入する際に、購入者の QR 決済アプリケーションに表示された専用QR コードを、店舗側が店舗の読み取り機で読み取って、決済することが可能な方法である。
2. 商品を購入する際に、店舗側では読み取り機を利用しなくても、紙に印刷された専用 QR コードを購入者の QR 決済アプリケーションで読み取って、決済することが可能な方法である。
3. QR 決済アプリケーションが実行できるスマートフォンであっても、日本国内で QR 決済を行うには日本製のスマートフォンである必要がある。
4. QR 決済では、決済したら即座に引き落とされるプリペイド方式のものしか存在していない。

〔解答群〕

第39問 小売業における FSP（Frequent Shoppers Program）に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

1. FSP データから顧客セグメントを識別する分析方法として、RFM（Recency,Frequency, Monetary）分析がある。
2. FSP データから優良顧客層を発見する分析方法として、マーケットバスケット分析が最適である。
3. FSP は、短期的な売上の増加を目指すより、長期的な視点での顧客のロイヤルティを高めることを目指す手段である。
4. FSP は、特売期間を限定せず、全ての顧客に各商品を年間通じて同じ低価格で販売する手段である。

〔解答群〕

第40問 店 舗 間 で POS デ ー タ を 比 較 分 析 す る 際 の 基 本 的 な 指 標 に、PI（PurchaseIncidence）値がある。この PI 値に関する以下の記述の空欄に入る語句として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

　PI 値とは、販売点数または販売金額を で除して調整した数値である。

〔解答群〕

第41問 GS1 標準の商品識別コードの総称である GTIN に関する記述として、最も適切なものはどれか。

第42問 資金決済に関する法律（資金決済法）は、近年の ICT の発達や利用者ニーズの多様化などの資金決済システムをめぐる環境の変化に対応するため、前払式支払手段、資金移動、資金清算、仮想通貨などについて規定している。

　以下のａ〜ｄの前払式支払手段のうち、資金決済法の適用が除外されるもの、または該当しないものの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

1. 全国百貨店共通商品券
2. 収入印紙
3. 全国共通おこめ券
4. 美術館の入場券

〔解答群〕

第43問 以下のような ID-POS データがあるとき、データ項目中の顧客 ID、年、性別、購買金額の項目の変数を「名義尺度」「順序尺度」「間隔尺度」「比例尺度」の 4 つの尺度水準のいずれかに分類したい。

　このとき、その組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【ID-POS データ】

（注）　ただし年は西暦、時刻の 1410 は 14 時 10 分を表しているとする。

〔解答群〕