中小企業診断士 経済学・経済政策過去問 令和4年(解説なし)
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問題文正答率:28.57%
第1問 下図は、1990 年以降の日本について、ジニ係数を使い、所得再分配政策による所得格差の改善状況の推移を示したものである。「当初所得ジニ係数」は当初所得(所得再分配前の所得)のジニ係数、「再分配所得ジニ係数」は再分配所得(所得再分配後の所得)のジニ係数、「改善度」は所得再分配によるジニ係数の改善度(%)である。この図から分かる日本の所得格差に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 1990 年代に比べて、2000 年代以降には、所得再分配前の所得格差が拡大している。
- 2010 年代は、それ以前に比べて、所得再分配政策による所得格差の改善度が大きい。
- 2010 年代は、所得再分配政策によって、かえって所得格差が拡大している。
〔解答群〕
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問題文正答率:50.00%
第2問 下図は、2015 年度から 2020 年度における日本の実質 GDP 成長率と各需要項目の前年度比寄与度(%)を示している。図中のa〜cに該当する項目の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
解説・コメント
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問題文正答率:50.00%
第3問 国民経済計算の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
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問題文正答率:33.33%
第4問 絶対所得仮説によって所得と消費の関係を述べた記述として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
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問題文正答率:33.33%
第5問 生産物市場の均衡条件が、次のように表されるとする。
- 生産物市場の均衡条件 Y = C + I + G
- 消費関数 C = 10 + 0.8 Y
- 投資支出 I = 30
- 政府支出 G = 60
ただし、Y は所得、C は消費支出、I は投資支出、G は政府支出である。
いま、貯蓄意欲が高まって、消費関数が C = 10 + 0.75 Y になったとする。このときの政府支出乗数の変化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
解説・コメント
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問題文正答率:33.33%
第6問 下図は、45 度線図である。この図において、総需要は AD = C + I + G(ただし、ADは総需要、Cは消費 支出、Iは投資支出、Gは政府支出)、消費関数 はC = C0 + cY(ただし、C0 は基礎消費、cは限界消費性向(0 < c < 1)、Y は GDP)によって表されるとする。図中における Y F は完全雇用 GDP、Y0 は現実の GDP である。
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
(設問 1 )
この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 総需要線 AD の傾きは、c に等しい。
- 投資支出 1 単位の増加による GDP の増加は、政府支出 1 単位の増加によるGDP の増加より大きい。
- 総需要線 AD の縦軸の切片の大きさは、C0 である。
〔解答群〕
(設問 2 )GDP の決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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問題文正答率:33.33%
第7問 下図には、右下がりの総需要曲線 AD と垂直な総供給曲線 AS が描かれている。Y F は完全雇用 GDP である。この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
(設問 1 )
古典派モデルにおける総需要曲線 AD と総供給曲線 AS に関する記述として、最も適切なものはどれか。
(設問 2 )
財政・金融政策の効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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問題文正答率:33.33%
第8問 景気循環に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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問題文正答率:33.33%
第9問 金利平価説による為替レートの決定に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
- 将来の為替レートが円高に進むと予想するとき、現在の為替レートも円高に変化する。
- 将来の為替レートが円安に進むと予想するとき、現在の為替レートは円高に変化する。
- 日本の利子率が低下すると、円の価値は低下し、為替レートは円安に変化する。
- 日本の利子率が低下すると、円の価値は上昇し、為替レートは円高に変化する。
〔解答群〕
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問題文正答率:66.67%
第10問 自然失業率仮説に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
- 自然失業率は、現実のインフレ率と期待インフレ率が等しいときの失業率である。
- 現実の失業率が自然失業率よりも高いとき、現実のインフレ率は期待インフレ率よりも高くなる。
- 自然失業率仮説によると、短期的には失業とインフレ率の間にトレード・オフの関係は存在しない。
- 自然失業率仮説によると、長期的には失業とインフレ率の間にトレード・オフの関係は存在しない。
〔解答群〕
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問題文正答率:33.33%
第11問 下図には、需要曲線が描かれている。この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 価格が下落すると、消費者の限界価値が低下する。
- 価格が P0 のときの消費者の支払意思額は三角形 AEP0 で示される。
- 価格が P0 のときの実際の支払額は四角形 OP0EQ0 で示される。
〔解答群〕
解説・コメント
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問題文正答率:50.00%
第12問 下図には、供給曲線が描かれている。この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 生産量が拡大するにつれて、限界費用は増加する。
- 価格が P0 のとき、生産者が必要最低限回収しなければならない費用の合計は三角形 OE0Q0 で示される。
- 価格が P1 のときの生産者余剰は、台形 P1E1E0P0で示される。
〔解答群〕
解説・コメント
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問題文正答率:50.00%
第13問 代替財、補完財と需要曲線のシフトについて考える。ここでは図は省略するが、縦軸に価格、横軸に数量をとるものとする。 2 財の関係が代替財あるいは補完財であるときの需要曲線のシフトに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
- A財とB財が代替財の関係にあるとき、A財の価格の下落によって、B財の需要曲線は右方にシフトする。
- C財とD財が補完財の関係にあるとき、C財の価格の下落によって、D財の需要曲線は右方にシフトする。
- A財とB財が代替財の関係にあるとき、A財の価格の上昇によって、B財の需要曲線は右方にシフトする。
- C財とD財が補完財の関係にあるとき、C財の価格の上昇によって、D財の需要曲線は右方にシフトする。
〔解答群〕
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問題文正答率:66.67%
第14問 下図には、Q = -P + 10 で表される需要曲線が描かれている(Q は需要量、Pは価格)。点 A および点 B における需要の価格弾力性(絶対値)に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
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問題文正答率:33.33%
第15問 利潤最大化を達成するための最適生産について考えるためには、総収入と総費用の関係を見ることが重要である。下図には、総収入曲線 TR と総費用曲線 TC が描かれている。この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
(設問 1 )費用関数に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 総費用曲線 TC の縦軸の切片は、固定費用に等しい。
- 平均費用が最小値を迎えるところでは、限界費用と平均費用が一致する。
- 生産量の増加に比例して、平均費用も増加していく。
〔解答群〕
(設問 2 )
利潤に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- Q1 の生産量では、価格が限界費用を上回っており、生産を増やせば利潤が増加する。
- Q0 の生産量では、総収入曲線の傾きと、総費用曲線の接線の傾きが等しくなっており、利潤最大化と最適生産が実現している。
- Q2 の生産量では、限界費用が価格を上回っており、生産を減らせば利潤が増加する。
〔解答群〕
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問題文正答率:33.33%
第16問 財の生産においては、労働や資本といった生産要素を効率的に投入することが必要となる。下図では、最適な生産要素の投入量を考えるために、等産出量曲線と等費用線が描かれている。この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
(設問 1 )
等費用線に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 等費用線の傾きは、賃金が下落するほど、急勾配に描かれる。
- 費用が増加すると、等費用線 C0C0 は、C1C1へとシフトする。
- 縦軸の切片の値は、資本のみを投入する場合の費用を示している。
〔解答群〕
(設問 2 )この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 点 A から等産出量曲線に沿って、労働量を増やし資本量を減らすと、点 Eにおいて最適投入を達成できる。
- 点 B では、技術的限界代替率が要素価格比率より大きい。
- 点 E では、要素価格 1 単位当たりの限界生産物が均等化する。
〔解答群〕
解説・コメント
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問題文正答率:66.67%
第17問 完全競争と不完全競争における市場の特徴に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 完全競争市場の売り手は多数であるのに対して、独占的競争市場では売り手が少数である。
- 完全競争市場の売り手はプライス・テイカーであるのに対して、不完全競争市場における売り手はプライス・メイカーである。
- 完全競争市場の売り手が同質財のみを生産するのと同様に、不完全競争市場における売り手も同質財のみを生産する。
〔解答群〕
解説・コメント
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問題文正答率:50.00%
第18問 生活の中での絶対優位、比較優位と機会費用について考える。下表に示すように、Aさんは 30 分間で、おにぎりであれば 10 個、サンドイッチであれば 6 個作ることができる。また、Bさんは 30 分間で、おにぎりであれば 6個、サンドイッチであれば 2 個作ることができる。AさんとBさんが持つ絶対優位、比較優位と機会費用に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
- Aさんにとって、おにぎりを 1 個作ることの機会費用は、サンドイッチ35個である。
- Bさんにとって、おにぎりを 1 個作ることの機会費用は、サンドイッチ 3 個である。
- おにぎりとサンドイッチを作ることの両方に絶対優位を持っているのは、Bさんである。
- サンドイッチを作ることに比較優位を持っているのは、Aさんである。
〔解答群〕
解説・コメント
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問題文正答率:50.00%
第19問 下図によって、資本移動の自由化の効果を考える。最も単純なケースを想定して、世界にはⅠ国とⅡ国があり、両国とも生産要素として資本と労働を利用して同一財を生産しており、労働投入量は一定であるとする。下図で、MPKⅠと MPKⅡは、Ⅰ国とⅡ国の資本の限界生産物曲線であり、いずれも資本の限界生産物は逓減すると仮定している(財の国内価格は、いずれも 1 とする)。資本市場を開放しない場合、Ⅰ国とⅡ国の保有する資本量はそれぞれ OⅠC と OⅡC であり、このときの資本のレンタル料はそれぞれ rⅠと rⅡである。資本移動の自由化の効果に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
- 資本移動の自由化によって、Ⅰ国からⅡ国への資本移動が生じ、資本のレンタル料はⅠ国が r*Ⅰ、Ⅱ国が r*Ⅱになる。
- 資本移動の結果、労働者の賃金所得は、Ⅰ国では四角形 OⅠ*ⅠHC に増加し、Ⅱ国では四角形 OⅡr*ⅡHC に減少する。
- 資本移動の結果、資本所有者のレンタル所得は、Ⅰ国では三角形 AEr*Ⅰに減少し、Ⅱ国では三角形 BEr*Ⅱに増加する。
- 資本移動の自由化によって、世界全体で三角形 EFG の所得が増加する。
〔解答群〕
解説・コメント
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問題文正答率:33.33%
第20問 世界経済が低迷する中、国際的な政策協調が必要とされている。いま、隣り合うA国とB国が「環境保護」と「経済成長」を目的とする政策を選択する。下表は、両国の利得表であり、カッコ内の左側がA国の利得、右側がB国の利得を示している。このゲームに関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
解説・コメント
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問題文正答率:50.00%
第21問 情報の非対称性がもたらす逆選択に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 自動車保険における免責事項には、保険の契約後に生じる逆選択を減らす効果が期待できる。
- 医療保険制度を任意保険ではなく強制保険にすることには、病気になるリスクの高い人のみが医療保険に加入するという逆選択を減らす効果が期待できる。
- 企業が新たに従業員を雇う際に、履歴書だけではなく、その応募者のことをよく知っている人からの推薦状を求めることには、見込み違いの従業員を雇ってしまうという逆選択を減らすことが期待できる。
〔解答群〕
解説・コメント
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